オペレータ用ソフトウェア Organiser
加工現場のオペレータがプログラムを実行して簡単にプロセスを制御するためのユーザーフレンドリなソフトウェア
加工現場で使用するソフトウェア Organiser

Organiser は、現場の作業者用の直感的に操作できるソフトウェアです。画像によるプログラム選択、プログラム実行、データレポート機能が搭載されており、少ないトレーニングでこれらの機能を活用できます。各パーツに対してカスタマイズ画面を作成して、単一操作でゲージ測定を開始できます。
システムがマスターモードなのか測定モードなのかは、わかりやすいアイコンから簡単に判別できます。また、他の機能と共に開始ボタンがハイライトされます。プログラムの実行中には、予想残り時間と停止ボタンが画面に表示されます。測定が完了すると、合否ウィンドウを表示して、公差内の形状数を示せます。
Process Monitor は、測定履歴をグラフ表示します。また、色分けされたバーグラフで、直感的に測定結果がわかるような画面構成になっています。さらに、温度、時間、測定パーツ数に応じて、マスタリングプロセスを管理することもできます。測定結果履歴は、加工を管理するうえで必要不可欠な機能です。
プログラム選択

Organiser では、複数の測定プログラムにアクセスし、「パーツグループ」をフォルダ構造にまとめて保存できます。プログラム選択画面では、左から右へのスクロールしてプログラムやフォルダを簡単に参照し、マウスでクリックして選択します。
パートプログラムは、パーツ番号やパーツの画像で区別したり、バーコードスキャナで選択したりできるため、パーツに適したプログラムを確実に選択できます。
プログラムの実行

プログラムの初回実行時には、マスターパーツを測定して Equator を初期設定する必要があります。Equator のベースに適切なフィクスチャと治具プレートを取り付け、マスターパーツをフィクスチャに取り付けます (マスターパーツは、加工現場の環境温度になじむよう Equator の近くで保管します)。
その後、Organiser をマスターモードで起動します。マスタリングルーチンが完了すると、自動的に測定モードに切り替わります。これで、次回のリマスタリングまで続けて製造パーツを測定できる状態になります。リマスタリングは任意のタイミングで行うか、Process Monitor の機能で頻度を管理します。