持続可能性
持続可能性は、「共に明日を変えていく」ためのレニショーの目的のひとつです。お客様やサプライヤ、ローカルコミュニティと協力しながら持続可能性という点でリーダーとなり、ポジティブな変化を作り出すことを目標に掲げています。
レニショーは、環境保護のためにすべきことを行っています。具体的には、製造施設からの排出量低減といった事業活動に伴う天然資源消費の改善や、排出量削減に貢献する製造ソリューションのお客様への提供、より持続可能な世界への移行を実現するソリューションの提供を行っています。
資源が減る一方の世界に長期的な価値をもたらすには、企業活動が環境や企業活動を行う地域に与える影響を最小限に抑える必要があります。
Net Zero (実質ゼロ) への取組み
周囲に変化をもたらす手段として重要なものに、二酸化炭素排出量を減らすことが挙げられます。2021 年 11 月、レニショーは Net Zero 2050 目標を採択しました。この目標は、SBTi によって承認され、モニタリングされます (SBTi: Science Based Target initiative。気候科学に基づき、排出量の削減や Net Zero 目標の最良の実践モデルを規定および推進する国際団体)。
- スコープ 1 および 2: 2028 年までに 2019/20 年度基準値と比較して 90% 削減を実現する
- スコープ 3 における 90% 削減の当初の目標期日は 2050 年
- 2023 年 3 月までにスコープ 3 の定量化を行うことで、スコープ 3 における Net Zero 目標の達成日時の短縮を図る
SDGs (持続可能な開発目標)
Net Zero を達成するだけで持続可能な企業になれるわけではありません。そこで国連が提唱する持続可能な開発目標を精査し、その目標から、レニショーが強い影響力を発揮できるものとして 3 個の目標を選択しました。

お客様への貢献
レニショー製品は、無駄の削減と効率の向上という点で効果的です。その点についてお客様に評価いただいています。また、製品の環境面での性能についてもご関心いただいています。こういった理由から、当社では主力製品と新製品についてライフサイクルアセスメントを実施しています。この活動を通し、製品の環境への影響を把握して定量化し、お客様と共有しています。
自社における排出量の低減
2020 年 12 月レニショーは、レニショーのすべてのグループ企業は、認証を得た再生可能エネルギー電力以外を使用してはならないという、新たなグループポリシーを設定しました。既存の契約が終了しだい、再生可能エネルギーに移行していきます。再生可能エネルギーへの移行を加速するための方法を他にも実践しており、例えば、自家発電を推進しています。アイルランドの Dublin とメキシコの Apodaca に建てた社屋にはソーラーパネルを搭載しています。この歩みを維持するために、出張規定を新たに策定し、日々の業務における持続可能性への意識を高めています。
自社における廃棄物の削減
レニショーは、自社製品や梱包材による影響を極力低くなるよう抑えています。自社における廃棄物の大半は、製造プロセスから生まれています。そこで当社では、リユース、リサイクル、堆肥化を最大限進めつつ、廃棄物の量を削減する方法を常に検討しています。

将来の備え
Net Zero という目標に向けて取り組む中で、会社が行っている取組みや社員がそのためにできることを各社員に周知していきます。また、「2023 年 3 月までにスコープ 3 での排出量を定量化する」の一環として、サプライヤやお客様と協力して排出量の削減に取り組んでいきます。