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Siemens DRIVE-CLiQ インターフェースを搭載した RESOLUTE™ 真のアブソリュートリニアエンコーダとロータリー(角度位置決め用)エンコーダ

RESOLUTE DRIVE-CLiQ を使用すると、高い性能と信頼性に加え、優れたモーションコントロールパフォーマンスが得られます

2013 年 6 月 10 日

DRIVE-CLiQ のロゴSiemens DRIVE-CLiQ は、エンコーダと直接計測システム SINUMERIK および SINAMICS ドライブコンポーネントに接続するための、革新的で強力な通信インターフェースです。DRIVE-CLiQ を搭載した RESOLUTE 真のアブソリュート光学式エンコーダは、工作機械メーカに高い性能と信頼性を提供します。この製品は、スイッチ投入直後から絶対位置決め計測ができるため、高性能旋盤だけでなく、最高レベルの精度と一貫したモーションコントロールを必要とする低速軸の DDR トルクモーターにも特に適しています。

RESOLUTE DRIVE-CLiQ は、優れたモーションコントロール性能を提供します。RESOLUTE の独自の動作原理は、超高速デジタルカメラと類似しており、スケールの画像を取得することで、100m/s(ロータリーで 36,000rpm)の速度でも、最大 1nm(ロータリーで 32 ビット)の分解能を実現します。高度な光学部品を使用しているため、高度な検出機構により、極めて低いサブディビジョナルエラー(SDE)と超低ノイズ(ジッタ)を実現し、ユーザは低い速度リップルと確かな位置決めの安定性という利点を享受することができます。

このように高精度のモーションコントロールパフォーマンスは、通常壊れやすいエンコーダのみで可能ですが、RESOLUTE は頑丈さと信頼性を兼ね備えているだけでなく、防水性能を備えたリードヘッドと、粉砕に対する耐性を備えた頑丈なエンジニアリング素材からできたスケールを使用していますエンコーダの設計からベアリング、シール、カップリング、ガイドウェイが排除された非接触式であるため、衝撃 / 振動などの一般的な原因から引き起こされるエンコーダ障害とは無縁です。軸のメインシールに問題が発生した場合でも、防水性の RESOLUTE リードヘッドにオイルやクーラントが侵入することがなく、リードヘッドとスケールを拭くだけで操作を再開することができます。このため、停止時間を最低限に抑え、整備や修理を簡素化できます。

RESOLUTE の画像非接触式の設計は、システムの計測性能の向上にも役立っています。RESOLUTE ロータリーエンコーダは、軸のシャフトに固定された硬質ステンレススチールスケールを読み取るため、伝統的な密閉式エンコーダに見られる機械的バックラッシュ、ワインドアップ(ねじれ)、カップリングロスがありません。ロータリースケールには、±1 秒未満の精度、超低イナーシアバージョンがあり、52mm ~ 550mm のサイズに加えて、カスタムサイズもご利用いただけます。さらに、大きな内径を備えているため、複雑な部品配置無しに、目的の場所の近くにエンコーダを配置することができます。これにより、優れた動的性能と繰返し精度を確保し、短時間で設定することができるシステムが実現します。

ステンレススチールと ZeroMet™(低膨張の鉄ニッケル系合金)の両スケールを搭載したリニアエンコーダはこれら利点のほとんどを備えているため、機械の構造やトラックガイドに直接取り付けることができます。正確に目盛りが刻み込まれた、独自のシングルトラックアブソリュートコードのリニアスケールには、±1 ミクロン未満の精度オプションと、最高 10 メートルまでの長さのテープスケールをご用意しています。

検出機構は本質的に信頼性が高く、高度な相互参照と高レベルの冗長性を装備しています。エンコーダが位置要求を受信するときに位置が計算されるため、毎回真のアブソリュート位置が確認され、ミスカウントやカウント喪失が完全に排除されます。さらに、RESOLUTE 独自の統合位置決め確認用アルゴリズムによっても安全性が強化されています。エンコーダが位置要求を受信するたびに、RESOLUTE が 1 つのアルゴリズムを使用して位置を確認した後、独立した位置決め確認用アルゴリズムによりその結果を検証します。従って、サーボ制御問題が深刻に前に、コントローラにエラーフラグを出すことができます。真のアブソリュートエンコーダの RESOLUTE は、スイッチ投入直後から位置を確認するため、移動、原点復帰、バッテリーのバックアップを必要とすることなく、軸の完全な制御を行うことができます。RESOLUTE の安全機能の有効性は、位置決めデータの信頼性が不可欠で決定的な重要性を持つ、医療、防衛、航空産業の様々なアプリケーションに RESOLUTE が活用されていることにも表れています。

RESOLUTE は、短時間で簡単に取り付けられるという利点を工作機械メーカーに提供します。スケールは簡単に取り付けられるように設計され、リードヘッドは大きなセットアップ公差を備えています。さらに、リードヘッドには検出した信号強度を色により表示し、コーディングエラーが発生したときに点滅して警告するセットアップ LED が搭載されています。この LED(リモート DRIVE-CLiQ インターフェースにも同様に表示)を使用すると、特別なセットアップ器具を使用しなくても、エンコーダの生涯を通じて、簡単に状況を診断できます。

RESOLUTE シリーズには、他のシリアルプロトコルもご用意しているため、業界標準の様々なドライブやコントローラに接続できることにご注意ください。

DRIVE-CLiQ は、Siemens の登録商標です。

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