TP200 について
システム構成は次の通りです。
- TP200 または TP200B プローブ本体(TP200B は振動に強い設計です)
- TP200 スタイラスモジュール - オーバートラベル力として、SF(スタンダードフォース)か LF(ローフォース)の2種類から選択
- PI 200プローブインターフェース
- SCR200 スタイラスチェンジラック
この他に EO モジュール(エクステンディッドオーバートラベル)があります。このモジュールは SF と同じオーバートラベル力となっていますが、衝突時にプローブを保護するため、Z 軸の作動範囲が大きく設計されています。
機能とメリット
- ストレインゲージテクノロジーにより、優れた繰返し精度と高精度の 3D 形状測定が可能になります。
- 復帰不良がない
- 方向特性がない
- 6 方向測定機能
- 最大100mm (GF スタイラス)のスタイラスが取り付け可能
- スタイラスの再基準球補正を行う必要がなく、短時間でプローブモジュールの交換が可能
- 寿命は 1000 万回以上のトリガー
TP200 / TP200B プローブ本体
TP200 プローブは、マイクロストレインゲージトランスデューサを使用し、長いスタイラスを用いても優れた繰返し精度と高精度の 3D 形状計測を可能にします。
センサーテクノロジーにより、サブミクロン単位の繰返し精度が得られ、三点支持式プローブに見られる方向特性を排除します。プローブ内のソリッドステート ASIC エレクトロニクスにより、数百万回以上の測定点数でも信頼性の高い測定が可能となりました。
TP200B は TP200 と同じ技術が使用されており、振動に強い設計となっています。CMM の振動や長いスタイラスを用いて、高速駆動する時などに発生する誤入力を防止することができます。
TP200B プローブと LF モジュールもしくはクランク/スタースタイラスと併用することは推奨できません。
TP200 の仕様
| まとめ | TP200 | TP200B |
|---|
主なアプリケーション | 高精度CNC三次元測定機 | 標準のTP200を用いて誤入力が発生する場合 |
検出方向 | 6 軸: ±X、±Y、±Z | 6 軸: ±X、±Y、±Z |
単一方向繰返し精度(2s µm) | トリガーレベル 1: 0.40µm トリガーレベル 2: 0.50µm | トリガーレベル 1: 0.40µm トリガーレベル 2: 0.50µm |
XY(2D)方向性 | トリガーレベル 1: ±0.80µm
トリガーレベル 2: ±0.90µm | トリガーレベル 1: ±1µm
トリガーレベル 2: ±1.2µm |
XYZ(3D)方向性 | トリガーレベル 1: ±1µm
トリガーレベル 2: ±1.40µm | トリガーレベル 1: ±2.50µm
トリガーレベル 2: ±4µm |
| スタイラス交換の繰返し精度 | SCR200 使用時: ±0.50µm
手動: ±1µm | SCR200 使用時: ±0.50µm
手動: ±1µm |
| 測定圧力(スタイラス先端) | XY 平面(全モジュール): 0.02N
Z 軸(全モジュール): 0.07N | XY 平面(全モジュール): 0.02N
Z 軸(全モジュール): 0.07N |
| オーバートラベル力(変位量 0.5mm の場合) | XY 平面(SF/EO モジュール): 0.2N ~ 0.4N
XY 平面(LF モジュール): 0.1N ~ 0.15N
Z 軸(SF/EO モジュール): 4.90N
Z 軸(LF モジュール): 1.60N | XY 平面(SF/EO モジュール): 0.2N ~ 0.4N
XY 平面(LF モジュール): 0.1N ~ 0.15N
Z 軸(SF/EO モジュール): 4.90N
Z 軸(LF モジュール): 1.60N |
| 重量(プローブセンサーとモジュール) | 22 g | 22 g |
| 最大エクステンション(PH10 シリーズヘッドの場合) | 300 mm | 300 mm |
| 推奨最大スタイラス長(M2 スタイラスシリーズ) | SF/EO モジュール: 50mm のスチールから 100mm の GF
LF モジュール: 20mm のスチールから 50mm の GF | SF/EO モジュール: 50mm のスチールから 100mm の GF
LF モジュール: 20mm のスチールから 50mm の GF |
| 固定方法 | M8 ネジ | M8 ネジ |
| 対応インターフェース | PI200、UCC | PI200、UCC |
スタイラスモジュールチェンジラック | 自動: SCR200
手動: MSR1 | 自動: SCR200
手動: MSR1 |
| スタイラスシリーズ | M2 | M2 |
TP200 スタイラスモジュール
スタイラスモジュールは磁気固定式で、繰返し再現性が高く、三点支持機構によりTP200/TP200B プローブ本体に固定されます。また、オーバートラベル時にプローブを保護し、迅速なスタイラス交換を可能とします。
2 種類のオーバートラベル力で 3 種類のモジュールを用意しています。
| モジュール | SF(スタンダードフォース) | LF(ローフォース) | EO(エクステンディッドオーバートラベル) |
|---|
| 使用方法 | 一般使用 | 直径の小さなスタイラス球や低い接触圧が必要な場合 | オーバートラベルを長くして、CMM を安全に停止させたい場合(高速で測定する場合等) |
| コメント | 長さ 100mm まで、球直径 1mm 以上のスタイラス | 直径 1mm 未満の球 | SF と同じオーバートラベル力 Z 軸方向のオーバートラベルを 8mm 延長 |
SCR200 チェンジラック
SCR200 は最高 6 つの TP200 スタイラスモジュールの高速自動交換を可能にします。SCR200 を用いることによりスタイラスを安全で効率的に交換することができます。SCR200 には、ローフォースキットとスタンダードフォースキットがあり、各キットはSCR200が1台と、同フォースの 3 つのスタイラスモジュールで構成されます。