ナビゲーションのスキップ

スタイラスの材質

当社は各種測定に最適なスタイラスのさまざまな材質をラインナップしています。スタイラス先端と軸に使用する材質の選定は非常に重要です。

球の材質

ルビー

ルビースタイラスボール

ルビーは、業界標準の大半の測定に最適なスタイラス球の材質で、現在わかっている中で最も高い硬度を誇る材質のひとつです。人造ルビーは、ベルヌーイ法により 2000℃で結晶(ブール)になった純度 99% の酸化アルミニウムです。

ブールをカットし、徐々に真球度の高い形状に加工します。ルビー球は表面が極めてなめらかで、圧縮強度が高く、機械的な腐食に対して優れた耐性を有します。

ルビー球は大半のアプリケーションに適しますが、2 種類の用途には他の材質で作製した球が推奨されます。

まず、アルミニウムに対してスキャニングを酷使する場合です。材質同士が引き付け合うため、凝着摩耗と呼ばれる現象が起きる可能性があり、この現象により球にアルミ膜が生じることがあります。このような用途には、窒化珪素が最適です。

もう 1 種類は、鋳鉄に対してスキャニングを酷使する場合です。2 種類の材質間の作用により、ルビー球の表面に摩損が生じる可能性があります。このような用途にはジルコニア球を推奨します。

窒化珪素

窒化珪素スタイラスボール

窒化珪素にはルビーと似た特性があります。高い硬度と摩耗耐性を有するセラミックで、高い真球度に加工できます。また、極めて滑らかに表面を仕上げることもできます。

窒化珪素はアルミに凝着しないため、同等のアプリケーションの場合にルビーで見られた凝着摩耗が発生しません。ただし、窒化珪素はスチール面のスキャニング時に著しく摩損を起こすため、アルミとの使用に限定するのが最適です。

ジルコニア

ジルコニスタイラスボール

ジルコニアは非常に頑丈なセラミック材でルビーに近い硬度と摩耗耐性を有します。鋳鉄製パーツにスキャニング測定を頻繁に行うような場合に最適な表面の性質と言えます。

軸の材質

ステンレス

スチールスタイラス材質

非磁気性のステンレススチール製スタイラス軸は、球径 2mm 以上および最大長 30mm で広く使用されています。この範囲内であれば、一体式のスチール軸が重量と剛性のバランスで最適です。軸とねじ部の結合部による剛性低下を引き起こすことなく適切な球と軸間のクリアランスを確保できます。

超硬

超硬軸の材質

超硬軸は、球径 1mm 以下に求められる小径軸や 50mm までの長さで、剛性を最大まで高めたい場合に最適です。なお、これよりも長くなると重くなりすぎて、軸の本体との結合部にたわみが発生し、剛性が損なわれます。

セラミック

セラミックスタイラス軸

球の直径 3mm を超える場合でかつ長さ 30mm を超える場合は、セラミック軸は超硬軸よりも非常に軽量にもかかわらず、ステンレス軸と同等の剛性を得られます。また、セラミック軸は衝突時に砕けるため、プローブの保護にもつながります。

カーボンファイバ

カーボンファイバースタイラス軸の材質

カーボンファイバ軸は超硬軸よりもおよそ 20% 軽いため、長いスタイラスに適します。また、特に非常に長いスタイラスにした場合の熱安定性にも優れているため、生産環境での使用に適しています。

アルミ

アルミニウムスタイラス軸の材質

非常に軽量なため、エクステンションに最適です。ただし熱で膨張するため、空調を管理した環境でしか適しません。

チタン

チタンスタイラス軸の材質

チタンはアルミと比較して熱安定性が高く、優れた曲げ剛性を有します。また、非常に軽量です。長いエクステンションに最適です。