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レニショーのスマートファクトリー向けオンマシンスマートアプリ、Reporter の新バージョン

2019 年 2 月 31 日

世界的なエンジニアリング技術会社として MTConnect Standards Committee の一員も務めるレニショーは、EMO Hannover 2019 にて、オンマシンプローブ計測アプリ Reporter の MTConnect データストリーミング機能を搭載した拡張版を発表します。

Reporter はリアルタイムでプロセスをモニタリングするアプリです計測データを非常に見やすくグラフィカルに生成し、計測ごとに合格、不合格また警告を表示します。基礎的なトレンドのレポートに最適なツールです。また、工作機械コントローラに保存したアーカイブ計測データを表示し確認することもできるため、長期にわたるトレンドや熱変位の把握や保全予防タスクのスケジューリングにも活用できます。

他のレニショー製工作機械ソフトウェアや工作機械メーカーのプローブ計測サイクルを使って収集したデータを表示することも可能です。

データをエクスポートして記録保持や詳細分析

スマートファクトリーでは、製造工程に関するデータを収集し、その情報を問題解決や製造プロセスの最適化に役立てます。これに Reporter の新機能であるデータエクスポートを使用することで、簡単にオンマシン計測データの取得と共有が行えるようになります。また、Reporter からパーツ計測値や工具計測値を csv 形式でエクスポートしたり、工作機械データ通信の規格である MTConnect で工作機械からデータストリーミングしたりできます。

エクスポートしたデータは、トレーサビリティを確保するために保管したり、品質分析ソフトウェアにインポートしたりできるため、メーカーとしては加工プロセスに関する貴重な情報を取得できます。

工具長と工具径の計測レポート

レニショーの工作機械用プローブシステムは、ワーク芯出しと寸法計測に加えて、機上で工具長や工具径の計測も可能です。最新の Reporter では、工具オフセットの更新情報を記録して、工具長と工具径の経時的変化グラフを表示できます。切削工具の摩耗をモニタリングできるようになるため、交換時期を把握でき、過度に摩耗した工具が原因で発生するスクラップを防止できます。また、交換時期でない工具の交換を避けることで、無駄な出費を削減できます。

拡張ユーザーインターフェース

Reporter では、パーツ ID、形状名、日付範囲によりデータをフィルタリングできるため、任意のデータにフォーカスを合わせられます。また、エクスポート機能で、フィルタリングしたデータを詳細解析用にエクスポートすることも可能です。さらに、標準的なコントロールチャート表示に加えて、コンパクトなテーブル表示も使用できるようになっています。

スマートファクトリー向けのスマートアプリ

当社の計測技術に関する知識と専門技術を活用する Reporter を活用することで、メーカーはワーク計測や工具寸法に関する貴重な情報を取得できます。そして、この情報が、加工プロセスの信頼性向上と、プロセスの継続的改善に役立つデータ取得につながります。

EMO Hannover 2019(9 月 16 日~21 日)にて、レニショースタンド(第 6 ホール、D48 スタンド)までお越しください。

Reporter については、または、www.renishaw.jp/reporter をご覧ください。

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