ナビゲーションのスキップ

レニショーが、CNC 工作機械用各種オンマシンアプリを発表

2017 年 6 月

ワーク計測および寸法計測用の直感的で使いやすいオンマシンプローブ計測アプリ。

世界トップレベルのエンジニアリング企業であるレニショーは、各種オンマシンプローブ計測用アプリを EMO Hannover 2017(9 月 18 日~23 日、ドイツ開催。第 6 ホールの B46 スタンド)にて紹介します。

工作機械メーカーの間では Microsoft® Windows® ベースのタッチスクリーンを統合した工作機械コントローラを開発する風潮が高まっており、工作機械用プローブ計測の機能を補助するオンマシンアプリの開発に最適なプラットフォームが整ってきています。レニショーは、プローブ計測ルーチンを素早く簡単に作成、実行さらには再検証するためのオンマシンアプリのラインナップを拡張しており、メーカーなどのサイクルタイム最短化や生産性最適化に貢献しています。

これらのアプリは革新的かつ直感的であるにもかかわらず、高性能であり、プローブ計測を初めて活用するユーザーや機械コードについての知識をほとんど持たないユーザーにとって最適です。経験豊富なユーザーにとってももちろん活用する利点があります。

プローブのキャリブレーションやパーツ芯出し、工具計測、パーツ寸法計測に使用するアプリ Set and Inspect は非常にシンプルであるため、トレーニングは実質必要ありません。アイコン主体のプログラミング環境から必要なプローブ計測サイクルを選択し、必要な入力欄を埋めるだけでプログラミングが完了します。残りの作業は本アプリケーションが担当します。選択された計測サイクルで必要となる機械コードを自動的に生成して、コントローラにロードします。そのため、データ入力に要する時間およびプログラミングの時間が大幅に削減されます。計測結果はすぐに画面で確認することができ、計測対象の形状に応じた公称値、実測値、偏差が表示されます。

基本となるこの単一サイクルモードに加えて、Set and Inspect にはプログラムビルダーモードもあり、より複雑なプローブ計測ルーチンを作成することができます。計測サイクルを 1 形状ごとに作成し、最終的にスタンドアロンとして実行したり、既存の機械コードに組み込んだりすることができる複数形状プログラムにすることができます。

Set and Inspect は OEM 用としてもレトロフィット用としても使用することができ、Fanuc、Mazak、Mitsubishi また Okuma といった主要なコントローラブランドとも互換性があるため、Microsoft® Windows® ベースのコントローラや、コントローラに接続した Windows タブレットにインストールができます。また、メニューをカスタム可能なため、1 度インストールすれば、3 軸マシニングセンター、5 軸マシニングセンター、旋盤、複合加工機のすべてに使用できます。

レポーティングはリアルタイムでプロセスをモニタリングする補助的なアプリであり、計測データを視覚的にかつグラフィカルに生成し、計測ごとに合格、不合格また警告を表示するため、基礎的なトレンドのレポートに最適なツールです。また、工作機械コントローラに保存したアーカイブ計測データを表示し確認することもできるため、長期にわたるトレンドや熱変位の把握や保全予防タスクのスケジューリングにも活用できます。

レポーティングを使って、他のレニショー製工作機械ソフトウェアや OEM のプローブ計測サイクルを使って収集したデータを表示することも可能です。

ダウンロード

この他にもイメージ、ビデオ、企業沿革、レニショーおよびその製品の情報をご用意しておりますので、メディアハブをご覧ください。