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レニショー、積層造形の先駆的企業を取得

世界をリードするエンジニアリング企業、レニショーのドイツ法人では、ドイツ、コーンヴェストハイムに本拠を置く LBC Laser Bearbeitungs Center GmbH の事業資産を取得しました。

2013 年 5 月 14 日

(左から右へ) LBC の Marc Dimter および Ralph Mayer と Renishaw GmbH の Rainer Lotz世界をリードするエンジニアリング企業、レニショーのドイツ法人では、ドイツ、コーンヴェストハイムに本拠を置く LBC Laser Bearbeitungs Center GmbH の事業資産を取得しました。これに伴い、Renishaw GmbH の傘下となる LBC Engineering を設立しました。

測定、医療、積層造形の分野で世界的な活動を行うレニショーでは、資産取引の一環で、工具と金型製作のための積層造形分野で先駆的な技術を誇る LBC Laser Bearbeitungs Center GmbH の事業と従業員を取得しました。既にレーザー溶融システムの製造をリードするレニショーでは、今回の取引により、金属プロトタイプや製造パーツの設計、シミュレーション、受注製造を含む積層造形サービスを追加提供できるようになります。

今回の取引により、LBC Engineering という新しい会社が設立され、LBC Laser Bearbeitungs Center GmbH の元従業員が引き続き既存顧客にサービスを提供することになります。この新会社は、プリーツハイゼンにある Renishaw GmbH の完全傘下となります。 

Renishaw GmbH の Rainer Lotz 取締役は、これについて次のようにコメントしています。「レニショーグループでは、今回の取得により優れた技術と経験を取得して、各種アプリケーション用の積層造形事業を更に拡大することができます。レーザー溶融機のユーザーはこの追加技術の恩恵により、この新しい技術を短時間で統合して、日常的なプロセスに多くの利点を取り込むことができます。」

共形冷却チャネルのシミュレーションLBC Laser Bearbeitungs Center GmbH は、レーザー刻印および 3D レーザー彫刻サービスを提供する企業として 2002 年に設立され、現在では金属を使用した積層造形の分野の先駆的企業となっています。同社は、射出成形およびダイキャストアプリケーション用の共形冷却金型と金型用インサートの積層造形に主に注力しています。同社が提供するサービスの中で重要な部分を占めるのが、レーザー溶融インサートの経済的利点を最大限に高めたコンポーネントの設計とシミュレーションです。

レーザー溶融は、高出力のレーザーを使用して 3D CAD から直接高密度の金属パーツを製造する能力を備えた積層造形プロセスです。厳密に管理された環境下で、各種金属の微細粉末を完全に溶融し、層を積層してパーツを造形します。このプロセスを使用すると、設計者は自由に設計を行い、共形冷却チャネルなど、従来の減法プロセスや大量生産の製造要件によりこれまでは不可能だった構造や形状を実現できるようになります。

LBC Laser Bearbeitungs Center GmbH の役員兼株主の Ralph Mayer と Marc Dimter は、積層造形の大きな相乗効果を認めています。「レニショーとの新しい関係を通じて、当社ではこの新しい技術を推進して、顧客の間で高まっている積層造形機の安定したプロセスと産業利用の需要に応えることができます。レニショーは広範囲の技術知識と優れた研究開発活動を行っているため、当社の既存顧客にもこの利点を提供することができます。」

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全文書内容およびイメージの著作権:Renishaw plc

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