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ラマン分光の詳細

ラマン分光のより基本的な説明については、ラマン分光の基本概要をご覧ください。

ラマン分光により、サンプルの化学的および構造上の組成を解明できます。一般的に、純粋な金属を除くほとんどの物質でラマンスペクトルを確認できます。

ラマン散乱

ラマン散乱は、光が分子振動に反応することで発生します。この現象は、より広く知られている赤外吸収分光測定と似ていますが、異なる選択則が適用されます。ラマン効果を発生させるには、振動中に分子の分極率が変化することが必要になります。

ラマンスペクトルと赤外スペクトルでは、選択則が異なるために、一方で見られない振動が他方で見られます。例えば、ラマン分光測定は、赤外吸収分光測定とは異なり、ダイヤモンド構造を形成する炭素原子の研究に優れています。

散乱光

ラマンスペクトルを発生させる最初のステップは、レーザーなどの単色光源を用いてサンプルに光を照射することです。

散乱するほとんどの光は、エネルギーが変化しません (「レイリー散乱」)。しかし、光のごく一部 (恐らく 1 千万分の 1) は、エネルギーを損失、または獲得します (「ラマン散乱」)。このラマンシフトは、光子 (光の粒子) がエネルギーの一部を物質の分子振動と交換することにより発生します。

エネルギーを損失した場合のラマン散乱は「ストークス」と呼ばれ、エネルギーを獲得した場合のラマン散乱は「アンチストークス」と呼ばれます。アンチストークスラマン光は、ストークスよりも強度が低いためほとんど使用されませんが、これは分子の等価振動情報を示します。

原子振動

エネルギーの変化量は、分子振動の振動数に依存します。これが非常に速い場合 (高振動数) は、軽い原子が強い結合力により結合し、エネルギーの変化量が大きくなります。これが非常に遅い場合 (低振動数) は、重い原子が弱い結合力により結合し、エネルギーの変化量が小さくなります。

ラマン分光装置

レニショー inVia システムは以下のものから構成されます。

  • 単一レーザーまたはマルチレーザー: UV (244nm) から IR (1064nm) まで - ワンクリックで簡単に切替え
  • 高品質対物レンズ: 優れた共焦点性の 100 倍レンズから長作動距離や液浸オプションのものまで
  • カスタム設計の分光装置用モータ駆動式レンズ - 各構成用に自動位置決めが可能
  • レーザー光ごとのレイリーフィルタ: 感度を最適化するために 2 種類のフィルタを配備
  • 優れた分散性能と長寿命を提供する最高品質のマスターグレーティング
  • 電子冷却 (-70℃) CCD 検出器 - 高い安定性と感度
  • データ収集および分析用ハイスペックマルチコア PC

パンフレット「ラマン分光とは」のダウンロード

  • カタログ:  ラマン分光とは カタログ: ラマン分光とは

    レニショーでは、1990 年代初頭からラマン分光測定システムを提供しています。弊社でよく尋ねられる質問の一つに、「ラマン分光とは何か」というものがあります。 このパンフレットでは、この質問に回答すると共に、「ラマンイメージはどのように作成されるのか」、「SERSとは何か」といった関連する質問への回答など、役立つ情報を提供します