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ラマン分光: 重要な考慮事項

ラマンシステムを最大限に活用するために

ラマン分光には多くの利点がありますが、同時にいくつかの課題もあります。使用中に直面する問題のいくつかは、対処できます。

ラマンは微弱な効果

レニショーのラマンシステムは、効率の優れた光学設計と超高感度検出器を使用することでこの問題を克服しています。

フォトルミネッセンス (PL) はラマン情報を覆い隠すこともある強い効果

マルチレーザーのシステムを使用することで、異なる励起レーザー波長に切り替えることができます。これにより、ラマンフィーチャが覆い隠されることのないスペクトルを取得できる可能性を最大限に引き出します。例えば、可視レーザーから近赤外レーザー (785nm など) に切り替えることで、通常 PL は低減されます。

ガラスセルや顕微鏡スライドガラスなど、化学ガラス器具もサンプルのラマン信号を覆い隠すことがあります。

これについては、ガラス製ではなく、金属製の顕微鏡スライドを使用することで回避できます。透明な容器を使用する必要がある場合には、ラマン信号の弱いタイプのガラス (クオーツは 785nm では標準的なガラスよりも弱く、影響が低い) を選択できます。一部のケースでは、CaF2 や MgF2 などの材質を代わりに使用できます。これらの材質からは、少数の狭いラマンバンドが生成されますが、一般的に測定対象となる物質のラマンバンドとは異なる位置に生成されます。

inVia は共焦点ラマンマイクロスコープです。そのため、基板や容器の材料からの不要な信号の影響を低減できるので、サンプリング量を最小限にできます。

レニショーはサンプルを損傷させない方法をご案内します

ラマン散乱を発生させるには、レーザーを使用します。ラマン信号は通常レーザーパワーに比例するため、パワーが高くなると通常信号が強くなります。すべてのサンプルには、レーザーパワー密度のしきい値が存在し、これを越えると構造的、化学的変化が発生します。

レニショーのラマンシステムは、比類ないレーザー制御性能を備えているため、サンプルを変化させることなく測定を行えます。inVia コンフォーカルラマンマイクロスコープは、再現性の高いソフトウェア制御による 16 以上のパワーレベルと、スポットフォーカス、ラインフォーカス、拡大スポットフォーカスなどの複数のフォーカスモードとの組み合わせを使用してこれを実現しています。さらに、inVia は市場をリードする感度を備えているため、可能な限り低いパワー密度で最高のラマン信号を取得できます。これによりサンプルは無傷の状態を維持しつつ、データ取得速度を最大限に高めることができます。

分析するサンプル量を制御

レニショーのラマンシステムは、高性能の顕微鏡レンズを使用してラマン散乱光を取得します。これらのレンズは開口数が大きく、サンプルのわずかな領域から広範な角度にわたって散乱光を効率的に収集できます。これは、一般的に低倍率のレンズで、より量の大きいサンプルを使用するバルク分析システムとの比較となります。

レニショーのシステムは、全体的に構成可能であるため、バルク分析や共焦点顕微鏡操作のどちらも妥協することなく実現できます。これは、統合ファイバープローブオプションと、StreamLine™ Slalom オプションに組み込まれた高速平均化モードを使用することにより実現されます。この平均化は検出器で行われ、読み取りノイズを最小限に抑えます。

パンフレット「ラマン分光とは」のダウンロード

  • カタログ:  ラマン分光とは カタログ: ラマン分光とは

    レニショーでは、1990 年代初頭からラマン分光測定システムを提供しています。弊社でよく尋ねられる質問の一つに、「ラマン分光とは何か」というものがあります。 このパンフレットでは、この質問に回答すると共に、「ラマンイメージはどのように作成されるのか」、「SERSとは何か」といった関連する質問への回答など、役立つ情報を提供します