CNC マシニングセンターで簡単に工具長計測を行うための新システム
2015 年 5 月 1 日
世界的なエンジニアリング技術会社のレニショーは Primo™ LTS(工具長計測システム)をお披露目しました。Primo LTS は 一軸検出のツールセッターシステムで、CNC マシニングセンターでの工具長の計測、折損チェック、熱膨張の補正を行うことができます。
手動による工具計測は時間がかかり、ミスがつきまとうだけでなく、スクラップや再加工、生産性と収益性の低下につながりますが、Primo LTS はその必要性を排除します。
Primo LTS により機械上で自動工具長計測を行うと、最高、手動の 10 分の 1 の時間で作業が完了し、短期間で大幅なコスト削減を実現できます。小型から大型の CNC マシニングセンターに最適で、「一個目から良品パーツ」を実現するため、無駄を低減して収益性を向上します。
加工プロセス中の寸法精度は、工具長や工具折損などのいくつかの要因に依存します。Primo LTS はこれらの要因を自動的にモニターして、要因が変化した場合にユーザーが補正を行えるようにするため、加工プロセス全体に優れた効果をもたらします。
Primo LTS は、インターフェースを完全統合した、シンプルな電気結線のハードワイヤー式製品です。ハードウェアは機械テーブルにボルト固定でき、追加設定の必要なく、直ちに動作させることができます。Primo LTS は過酷な環境で動作するように設計されているため、切り粉やクーラントの侵入にも耐性を備え、衝撃や振動による誤トリガーを防止します。さらに、必要な場合には、一体化されたエアブローにより効果的に切り粉を排除することができます。
取り付けやすく使いやすい Primo LTS は、工作機械の生産性と収益性を向上するために簡単に導入できるソリューションです。
詳細については、www.renishaw.jp/machinetool を参照してください。
レニショーについて
レニショーは世界をリードする工学・科学技術企業で、高精度測定ならびにヘルスケアの専門技術を提供しています。レニショーが提供する製品とサービスは、ジェット機のエンジンや風力タービンの製造から歯科および脳外科にいたる多様な用途に使用されています。3D 印刷とも呼ばれる積層造形の分野でも、世界をリードしており、英国では唯一、金属粉末からパーツを「印刷」製造するための産業向け機械の設計と製造を手がけています。
レニショーグループは、現在世界 33 ヶ国に 70 拠点以上のオフィスを構え、4 千人以上の従業員を擁しています。そのうちの 2,600 人は英国で勤務しています。レニショーの研究開発および生産活動のほとんどは英国で行われており、2015 年 6 月末の会計年度の年間売上は 4 億 9470 万ポンドで、そのうちの 95% が輸出による売上でした。レニショーの最大市場は米国、中国、ドイツ、日本となっています。
ダウンロード
- ニュースリリース: CNC マシニングセンターで簡単に工具長計測を行うための新システム [49kB]
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Primo LTS [gen] [778kB]
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Primo LTS [gen] [810kB]
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Primo Probe on Probe calibration with LTS [gen] [993kB]