ナビゲーションのスキップ

QC20-W ボールバーの時間ベースのデータ取得機能を拡張する新ソフトウェア

2015年8月

レニショーは EMO 2015 展にて、Ballbar Trace をお披露目します。これは CNC 工作機械の位置決め性能検証に使用されるレニショー QC20-W ボールバー向けの、新しい時間ベースのデータ取得ソフトウェアパッケージです。既存の QC20-W ユーザーには無料で提供されるこの新ソフトウェアは、静的モニタリングや ISO 10791-6 に準拠したデータ取得など、多くの用途に活用できます。レニショーでは Ballbar Trace に付随して、拡張データ解析機能を搭載した新バージョンの XCal-View データ解析ソフトウェアのリリースも予定しています。

QC20-W は、長さ偏差を高精度で測定できるワイヤレス方式のボールバーです。CNC 工作機械の性能検証と診断用に最適化された QC20-W を使用すると、機械停止時間とスクラップを低減し、検査コストを削減することができます。

ISO 10791 規格では、4 / 5 軸のマシニングセンター用のテスト条件が規定されています。ISO 10791 のパート 6 は、ボールバーを使用した三点支持式検証試験について記載しています。多軸工作機械の軸を同時に動かしてデータを収集することで、伝統的な 3 つのカルテシアン軸と 1 つか 2 つの回転軸の輪郭作成精度を検証します。

国際規格に準拠した高速データ解析

新しい XCal-View リリース 2.3 のデータ解析ソフトウェアにより、取得した Ballbar Trace データを速やかに検討して解析する機能が得られます。さらに、ISO 10791-6 基準に準拠した形式のレポートの即時作成することも可能になります。

XCal-View のリリース 2.3 は、既存の XCal-View のユーザーには無料で提供されます。新規ユーザーも、各国のレニショー事務所からソフトウェアを購入できます。Ballbar Trace と XCal-View リリース 2.3 はいずれも www.renishaw.jp/ballbartrace からダウンロードできます。

シンプルながら高機能なツールの Ballbar Trace と XCal-View リリース 2.3 を使用すると、ISO 10791-6 規格の要件を満たし、QC20-W をより柔軟に使いこなせるようになります。Ballbar Trace には、その機能性を更に拡張するための開発が続けられています。

レニショーの計測製品および性能モニタリング製品の詳細については、www.renishaw.jp/calibration を参照してください。

ダウンロード

この他にもレニショーおよびその製品のイメージ、ビデオ、情報をご用意しておりますので、メディアハブをご覧ください。