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Equator ゲージ用の新しいプロセスモニタリングソフトウェア

レニショーの Equator™ ゲージングシステムの現場用ユーザーインターフェースに、新しいプロセスモニタリングウィンドウが追加されました。このウィンドウは、検査した形状の測定結果を棒グラフ形式で即時表示します。

2013 年 6 月 10 日

リマスタリング管理機能を統合し、リアルタイムの測定結果と履歴を豊富なグラフィック形式で表示

Equator プロセスモニタリングレニショーの Equator™ ゲージングシステムの現場用ユーザーインターフェースに、新しいプロセスモニタリングウィンドウが追加されました。このウィンドウは、検査した形状の測定結果を棒グラフ形式で即時表示します。さらに、各形状の測定履歴も表示するため、プロセスの傾向を確認することができます。

このシステムのリマスタリングプロセスは、温度限界、パーツの数、最後のマスタリングからの時間に基づいて管理できるようになっています。新しいプロセスモニタリングウィンドウには、すべての Equator システムが表示され、システムのプロセスをモニタリングするための一連のソフトウェアツールが用意されています。

検査ステータスを即時表示

ステータスを示す棒グラフには、最後に測定されたパーツの検査結果が公称値の許容率として表示されます。必要な場合には、主要な形状のみを表示するようにシステムを設定できます。

パーツ形状には、検査プログラムにより合格/不合格の許容限界が設定されていますが、エンジニアはシステムの警告制限を追加設定することができます。これにより、プロセスが許容限界に達する前にオペレーターが対応することができます。警告制限に到達すると棒グラフがオレンジ色になり、さらにプロセスが悪化して合格/不合格の許容限界を超過した場合には、棒グラフが赤に変わって、画面にメッセージが表示され、オペレーターにリマスタリングを要求します。

測定履歴

検査した形状を選択すると、折れ線グラフが変化して前のパーツのその形状の値が表示されます。エンジニアはスケールを変更して最後に測定したパーツの履歴を表示することにより、プロセスの傾向を確認することができます。このグラフは、検査表面の加工に使用する切削工具が磨耗する場合など、プロセスにドリフトが発生する可能性が高い場合に理想的です。

形状の値が徐々に許容限界に近づいている場合は、オペレーターかエンジニアが工具オフセットを適用したり、その形状の切削工具を変更するなどの決定を行うことができます。折れ線グラフには、許容限界と警告制限に加え、リマスタリングポイントを記録したタイミングを示す縦の線が表示されます。

リマスタリングの管理

Equator コンパレーターの長所の一つに、マスターパーツの検査ルーチンでシステムをリセット(リマスタリング)することにより製造パーツを基準マスターパーツと比較する伝統的な方法に基づき、製造環境の温度変化に対応する能力が挙げられます。

マスターの再測定は生産部品の計測と同じくらいに迅速で、現場において環境温度が変化しても直ちに補正することができます。Equatorは温度の変動が大きい工場内での使用が可能です。マスターを再度測定するだけでシステムが「再リセット」され、マスター部品を基準とした繰返し精度の高い比較計測をすることができるようになります。

現在では、プロセスモニタリングウィンドウにより、内蔵センサーを使用して周囲温度の変化を検出し、リマスタリングの必要性をオペレーターに警告できるため、より管理しやすくなっています。プロセスに責任を持つエンジニアは、ドリフトの上限と下限を設定することができます。温度グラフを選択した場合には、各検査パーツに対する測定値を表示することができます。

またエンジニアは、一定の時間が経過した時点か、一定数の測定サイクルが行われた時点でリマスタリングを要求するように設定することができます。ソフトウェアは、オペレーターがマスタリングルーチンを実施できるように、測定モードからマスターモードに自動的に切り替えます。

データのエクスポート

さらに、測定データの履歴を表計算用の .csv か、レポートに使用するための .jpg 画像という 2 つの形式でエクスポートすることも可能です。画面のボタンには 3 つのオプションが提供されており、.csv と .jpg ファイルは Equator コントローラか、他のアプリケーションでも使用できるネットワーク上の場所に保存することができます。

フレキシブルゲージングの新しい業界標準

Equatorは従来の専用計測装置に替わる画期的な製品で、これまで一度も目を向けられなかったニッチ市場に取り組みます。特許であるユニークな構造・低コスト設計・独特のコンセプトにより、量産品の検査で高速な比較計測が可能となります。Equator は軽量・高速で繰返し精度の高い、オペレーターが「押しボタン」を押すだけの簡単操作のゲージングシステムです。Equator は数秒で部品を交換できるので、フレキシブルな製造プロセスや複数の機械からの部品の計測に万全に対応します。

ターンキー取り付けサービスと世界的なサポートネットワークによりバックアップされる Equator システムは、世界中の自動車、航空機、医療機器、エレクトロニクス業界の企業により採用されています。Equator システムは、従来のゲージに比べて購入、メンテナンス、治具コストが低いという利点があるだけでなく、複数パーツの測定と、設計変更に伴うプログラム変更という能力も兼ね合わせています。

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