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最新5軸ヘッド三次元測定機タッチトリガープローブ用

三次元測定機(CMM)の測定性能を刷新するレニショーの新たな計測技術を紹介いたします。

PH20プローブヘッドは、数々の賞を受賞した REVO計測システムで培われた技術を活用しており、独自の高速タッチトリガー測定「ヘッドタッチ」と高速かつ無段階の5 軸位置決め機能により、あらゆる形状のワークを簡単に測定することが可能となります。また、コンパクトなデザインのため、新しい CMM だけでなく、タッチトリガープローブを搭載した既存の CMM のレトロフィットにも最適です。

 

実績のあるプローブ性能

PH20 ヘッドタッチ 新製品PH20プローブヘッドの特徴は、ワークのミスアライメントにも調整可能な無段階ポジショニング機能、高速キャリブレーションルーチンがあります。また、TP20プローブを内蔵したことでCMMの測定領域を最大限に利用できるようになり、小型機三次元測定機でも5軸機能が初めて使用できるようになりました。

PH20プローブヘッドは、三次元測定機で広く使用されているTP20 タッチトリガープローブを搭載しており、いろいろなタイプのプローブモジュールが利用できます。TP20プローブモジュールには、測定圧力の違うモジュール、エクステンションタイプのモジュール、引っ張り方向の測定も可能なモジュールがあり、測定対象物に合わせて最適なモジュールを選択することができます。取り外し可能なモジュールは、衝突時の衝撃回避だけでなく、MCR20 チェンジラックでのモジュール自動交換に対応しています。既存のTP20システムをPH20にアップグレードした場合でも、既存のモジュール*を引き続き使用することができます。

検査量が大幅に増える

レニショーのCMMマーケティングマネジャー、ブライアン・ガウは、この画期的な新製品について次のように話します。「REVOでは、大型CMMの5軸スキャニングのベンチマークを確立しましたが、PH20プローブヘッドが優れているのは、すでに世の中に出回っている既存のCMMでもレニショーの最新技術を利用できるようにした点である。」 REVOと同様に、PH20は三次元測定機のモーションを最小限に抑えることで動的誤差を軽減し、高速「ヘッドタッチ」では、ヘッドの回転動作のみを使用することで、より早いポイント測定を可能にしています。これにより、測定精度と繰返精度を向上するだけでなく、検査量を大幅に向上できるため、現在のタッチトリガーシステムに比べてワークの測定速度を3倍に向上することができるのです。

校正時間が大幅に短縮

CMMの多くは、長く、複雑な手順でプローブの校正を行っています。しかし、新製品 PH20 ヘッドなら、レニショー独自の高速「推論キャリブレーション」技術により、ヘッドの向きとプローブの位置を 1 回の操作で校正することができ、以降はどの角度でも測定できるため、校正の手間を大幅に短縮します。

CMM のレトロフィットに最適

PH20は最新のCMMにお使いいただけるだけでなく、レトトフィットとしてもご利用いただけます。レニショーでは、総合的なソリューションとして、レニショーのMODUS™ 測定ソフトウェア をパッケージにしたCMMレトロフィットサービスをご用意しています。PH20システムは、レニショーUCC コントローラを使用しているため、I++ プロトコルを介して、既存の測定ソフトウェアやアプリケーションソフトウェアとの組み合わせも可能になっています。

PH20は、タッチトリガープローブシステムのユーザーにとって、既存の回転ヘッドを最新5軸ヘッドにアップグレードする絶好の機会になるでしょう。PH20は、エアー不要の設計になっており、CMMのクイルに直接接続するか、アダプターを使用してシャンク付けすることができます。さらにPH20システムでは、現在使用中の回転ヘッドのプログラムを多くの場合で変更せずに、そのまま使用することができるのです。

 

* エクステンドフォースモジュールを除く

 

文書

全文書内容およびイメージの著作権:Renishaw plc

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