ナビゲーションのスキップ

レーザー計測データ解析ソフトウェア「XCal-View」ISO230 解析規格

レニショーでは、「XCal-View」ソフトウェアをリリースすることでレーザー計測シリーズを大幅に拡張しました。これは、ご好評をいただく XL-80 と ML10 レーザー計測システムおよび XR20-W 回転軸割り出し角度計測システムから取得したデータに使用するまったく新しいレーザーデータ解析パッケージです。

2013 年 9 月

レニショーでは、「XCal-View」ソフトウェアをリリースすることでレーザー計測シリーズを大幅に拡張しました。これは、ご好評をいただく XL-80 と ML10 レーザー計測システムおよび XR20-W 回転軸割り出し角度計測システムから取得したデータに使用するまったく新しいレーザーデータ解析パッケージです。

XCal-View 比較 - 異なるテストのデータセットを重ねて表示できます

新しいソフトウェアを使用すると、これまで以上に優れたデータ解析の制御性を得ることができます。これは、単純なデータ操作と、データの比較、表示、書式設定方法における大幅な柔軟性を統合した新しい主要機能により実現しました。

XCal-View を使用すると、CNC 工作機械の較正に使用される一般的な計測データの解析が可能になり、位置決め、角度位置決め、割り出し角度、真直度、直角度、平行度の計測解析を行うことができます。レニショーの LaserXL、RotaryXL、Laser10 ソフトウェアプログラムで取得したデータファイルの解析がサポートされており、すべてのレニショーユーザーに対応しています。

新機能

XCal-View には、次の新機能が含まれています。

  • 解析の性能または質を落とすことなく、使いやすさを向上するために大幅に改編されたグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)。
  • ISO230-2(2006) 解析(および対応する JIS B と GB/T 規格)などの新しい解析規格。
  • データセットの比較 - 新しい比較機能には、データをグラフィック形式で重ねて表示する機能が含まれ、2 組のデータセットを解析できます。この機能は、特にエラー補正の影響を評価するために役立ちます。
  • ゼロポイントシフト – データをオフセットして、表示された有効ゼロ (0) 位置をデータ取得時とは異なる位置にすることができる優れた新機能です。回転軸のエラーを補正する場合に特に有益です。
  • レポート、共有、エクスポート - 新しい PDF 印刷、PDF レポート、「コピー」機能により、データ解析の共有と抽出が大幅に簡素化されています。
  • 一般的エラー補正 - エラー補正を大幅に改善し、より効果的に使いやすくしました。
XCal-View エラー補正 - 計測データと予測される補正データを重ねて表示

XCal-View では、これらの新機能と改善機能により、ユーザーエクスペリエンスを改善し、解析速度を向上すると共に、より柔軟なカスタム化機能と制御性を提供します。XCal-View は、レニショーのレーザー計測装置をお使いのすべてのユーザーの皆様に有効活用していただけるシステムです。

XCal-View は、データ取得、解析、エラー補正をカバーする、新しく計画されているソフトウェアの第一弾です。初期のユーザーは、今後の XCal-View のアップグレードをご利用いただけるだけでなく、今後予定されている追加モジュールを統合していただくことができます。

レニショーのキャリブレーションおよび性能モニタリング製品については、www.renishaw.jp/calibration をご覧ください。

ISO230-2について

現在、位置決め測定の検査方法は、規格ISO230-2、JIS B 6192で定められています。これらの規格では、NCによって工作機械の直線軸に対し位置決めを行い、その目標位置(指令値)からのずれを計測してその結果を統計処理して評価値が算出されます。

機械の温度、周囲の温度、湿度、気圧などの環境の変化が測定結果に大きく影響するため、同時にこれら環境値を測定して、それぞれの値を定められた条件に補正して測定結果に反映させることも定められています。

ダウンロード

全文書内容およびイメージの著作権:Renishaw plc

最新ニュースへの登録

登録 レニショーからの最新ニュースをお届けします。