inVia: ボリュームイメージ
ラマンボリュームイメージ
適切なサンプル内のボリュームから詳細な化学情報と特性情報を調べることができるようになりました。
どんなサンプルがボリューム分析できる?
次のようなことを判断できます。
- 細胞内の核や細胞器官など、主要な生物学的特徴の存在とサイズ
- 宝石、ガラス、およびその他の透明な固体内部のインクルージョンのサイズと形状
- ポリマーラミネートや多層コーティングなどのフィルムの層の厚さのばらつき
- 乳剤内の水滴の分布とサイズ
- 発泡体やその他の触れることができないデリケートな材料の構造
- ダイヤモンドなどの透明な固体内に発生する複雑な応力場
サンプルがレーザーとラマン信号を通す場合は、ボリュームイメージを生成できます。
ラマンとボリューム: 理想的なマッチ
レニショーの StreamHR™ (オプションの EM-CCD と併用可能) のような高速取得技術を使用すると、大量のラマンデータを素早く収集できます。この機能に共焦点性の高い inVia を併用することで、高空間分解能のラマンボリュームイメージ (ボクセルデータ) を生成できます。
界面における屈折の管理
界面における屈折により、ボリュームイメージの品質が低下することがありますが、これを最小限に抑えて補正できます。
- レニショーでは、さまざまな液浸対物レンズやカバーガラス補正対物レンズを試験しました。これにより、サンプル内の深部を見る際に、屈折が低減され、共焦点性が維持され、性能が向上します。
- WiRE ソフトウェアは屈折率の差を補正できます。これを使用して、見かけの深さではなく、サンプル内の真の深さを反映するように、深さのスケールを変更できます。
サンプルを完全に理解
ボリュームマップを 1 点作成することにより、材料を三次元で理解できます。
レニショーの WiRE ソフトウェアを使用すると、スライスごとの分析ではなく、三次元データ全体を処理して分析できます。さらに、ボリューム全体に高度な技術 (ケモメトリクスなど) を適用して、サンプルに関する追加情報を抽出して処理できます。