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高速エンコーダ式ステージ (HSES)

サンプルを安全に保持

レニショーの MS30 高速エンコーダ式ステージ (HSES) を使用すると、分析用サンプルに対しての正確かつ再現性の高い位置決めが可能になります。このモータ駆動エンコーダ式サンプルステージは、高速移動でも高精度を保つ 50nm 光学式エンコーダと、人間工学的な秀逸さを兼ね備えています。

特許を取得している EasyMove™ 操作により、位置を追跡しながら、手動での位置決めから、モータ駆動による高速移動へと、シームレスに移行できます。この新たなステージ性能ベンチマークは、光学式リニアエンコーダの設計と製造におけるレニショー社内の専門知識および 35 年以上に及ぶ計測および高精度移動の技術革新によって実現しました。

正確かつ精密な位置決め

サンプルステージは、ラマンマイクロスコープの重要なコンポーネントです。サンプルステージにより、静的分析でサンプルがどれほど安定するか、マッピング実験でサンプルがどれほど正確かつ精密に移動できるかが決まります。

MS30 の 50nm エンコーダと高精度ダイレクトドライブ DC モータにより、可動範囲内 (112mm×76mm) の任意の箇所で、高分解能測定が可能です。また、この領域内であれば、どのようなサイズのサンプルでも分析できます。

MS30 には、レニショーの光学式エンコーダが装備されています。これらのエンコーダは、モータ制御中、手動調整中のどちらでもステージの位置を追跡します。サンプルを搭載後に、ステージの再キャリブレーションは不要です。

サンプルの搭載は簡単です。レニショー独自の EasyMove 技術により、ステージを手で動かすことができ、所要の位置へ引き込むことにより、サンプルを載せたり、顕微鏡対物レンズ下に配置したりできます。抵抗をなくせるようにモータ駆動が自動的に解除されますが、ステージから手を離すと電動制御が再度有効になります。トラックボールまたはソフトウェアを使用して、位置を微調整できます。

摩擦力を使用した高速移動技術

レニショーでは、この設計に独自に開発したダイレクトフリクションドライブメカニズムを採用しています。これにより優れた制御性と応答性、および静音性が得られます。

ステージは、正確性と精度を維持しながら、短い距離でも長い距離でも素早く移動できます。これは、レニショーが開発した斬新な制御アルゴリズムによるものです。

HSES はレニショーの StreamLine™ および StreamHR™ という高速マッピング手法のキーとなる要素です。

詳細情報のダウンロード

レニショーの革新技術の多くは、特許により保護されています。