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ATOM™ インクリメンタルエンコーダシステム with RKLF リニア/パーシャルアークスケール

機能

  • リードヘッドサイズ: 20.5×12.7×8.35mm (FPC タイプは 20.5×12.7×7.3mm)
  • 最高分解能 1nm
  • 最高速度 20m/s
  • アナログ出力またはデジタル出力
  • 低周期誤差: ±75nm 未満 (20µm ピッチ用)、±120nm 未満 (40µm ピッチ用)

メリット

  • 小型
  • オプティカルフィルタ機構で汚れに対する高い耐性を確保
  • 診断キットで取付け上の問題を解決してシステムを最適化
  • スペースが限られた場合に最適な 幅 6mm の細いスケール
  • パーシャルアーク測定に使用可能
  • 安定した品質

ウェブサイトバナー用透明パッチ

ATOM とは

ATOM は、直線と回転のいずれにも対応するレニショーの超小型非接触光学式インクリメンタルエンコーダシステムです。革新的な設計が施されており、小型なパッケージで、汚れに対する優れた耐性、信号安定性、信頼性を実現しています。これらの特徴を兼ね備えているのは市場でも唯一で、超小型エンコーダの性能と信頼性の高い優位性を象徴しています。

ATOM には高屈曲ケーブルタイプと FPC (フレキシブルプリント基板) タイプがあり、20µm または 40µm ピッチのスケールと使用します。

標準の Ri インターフェース、高性能な Ti インターフェース、コンパクトかつオープンな ACi インターフェースなどをラインナップしています。

RKLF スケールとは

RKLF は、ユーザー側で位置選択可能な IN-TRAC リファレンスマークを実装し、20µm または 40µm ピッチのインクリメンタル目盛りが刻まれた薄型で細いステンレススチールテープスケールです。精度は±5µm/m で、最大長は 20m です (20m 超も対応可)。RKLF は機材にマスタリングされるため、スケールの両端をしっかりと機材に固定することで測定性能を向上できます。

また、パーシャルアークでも使用できます。薄いため、半径 26mm 以上の円筒形状やシャフト、円弧に巻きつけられます。

このエンコーダシステムのメリット

スペースが限られた場合でも最適な超小型エンコーダ

ATOM は 7.3mm×20.5mm×12.7mm という小型なため、極めてスペースが限られている場合でも取付け可能です。ケーブルタイプと基板型の FPC タイプがあります。

高い信頼性とシステム性能

ATOM は、レニショーの独自設計によるオプティカルフィルタ機構を組み込んだ世界初の超小型エンコーダシステムです。オートゲインコントロールとオートオフセットコントロールなどの動的信号処理により、さらに機能強化しています。これら機能の組合せにより、レニショー製の標準的なサイズのリードヘッドに相当する (もしくは勝る) 汚れに対する耐性と信号精度を実現しており、周期誤差を 20µm ピッチ用のリードヘッドで±75nm、40µm ピッチ用で±120nm という低い値に抑えています。これらが、多くのモーションコントロールで要求される高いスキャニング性能に必要な、スムーズな速度制御と位置決めの安定性につながっています。

細くて頑丈な汎用性の高いスケール

RKLF は幅 6mm、厚さ 0.15mm の頑丈なステンレススチールテープスケールです。機械軸にしっかりと固定することで、機材にマスタリングされ熱膨張率が同程度になります。そのため、スケールと機械との間の熱変位の差を低減できます。

RKLF パーシャルアークスケール

RKLF は、必要な長さに適宜カットして、円筒形状に簡単に取付けできます。複雑な取付け装置や厳密なアライメント面は不要です。

対応インターフェース

ATOM は複数のインターフェースに対応しているため、システム設計に合わせて柔軟にエンコーダを組み込めます。

Ri インターフェース

  • Ri インターフェースは低価格でコンパクトな製品で、1Vpp のアナログ信号か、最高 50nm (クロック) と 0.5µm (非クロック) のデジタル内挿分割信号を出力できます。
  • この機能が D サブ 15 ピンコネクタ内に収まっており、コネクタに CAL ボタンを搭載しています。
Ri インターフェース(スクエア)

Ti インターフェース

  • Ti インターフェースは、高速性、低周期誤差、最高 1nm のデジタル内挿分割を必要とする場合に適しており、CAL ボタンが実装されています。
  • クロック出力は、業界標準コントローラ用のすべての分解能で最適な性能を発揮するように最適化されています。
  • アナログタイプもあります。Ti インターフェース(スクエア)

ACi インターフェース

  • ACi インターフェースは、高性能かつ小型で、コネクタの筐体がないオープンタイプの内挿分割システムです。
  • コンパクト、オープンタイプ、省取付け面積で高分解能と高速性能の両立を求めるモーションシステムで優れたコストパフォーマンスを発揮します。システムのキャリブレーションも実施可能です。
  • 最高 40MHz のクロック出力で、10nm までのデジタル内挿分割に対応します。
  • FPC タイプ、ケーブルタイプ、PCB コネクタタイプをラインナップしています。
ウェブサイト:ATOM リードヘッド用 ACi

診断キット (アクセサリ)

ATOM ドングルキットのソフトウェアモニター

ATOM 診断ソフトウェアを使用すると、ATOM エンコーダを最適な状態で取り付けて、統合的なシステムキャリブレーションを短時間で行なえるようになります。このソフトウェアは、ATOM 診断用ハードウェアと一緒に使う必要があります。このハードウェアの購入については、レニショーまでお問い合わせください (パーツ No. A-9411-0011)。ハードウェアは、USB ケーブル (キットに付属) で PC に接続するか、エンコーダの接続先機器を介して接続できます。

ATOM 診断キットの詳細をご覧ください。

技術仕様

対応スケール

機材に直接取り付けられる、両面テープ式スリムステンレススチールテープスケール

パーシャルアークに最適 (最小半径: 26mm)

リードヘッドサイズ (長さ×幅×厚さ)

ケーブルタイプ: 20.5mm×12.7mm×8.35mm

FPC タイプ: 20.5mm×12.7mm×7.3mm

スケールピッチ

20µm と 40µm

熱膨張率

10.1±0.2µm/m/℃

精度等級 (20℃時)

40µm (高精度): ±5µm/m

40µm: ±15µm/m

20µm: ±5µm/m

リファレンスマーク

光学式、選択解除可能

リミットスイッチ

該当なし

スケール長

最長 20m (20m 超も対応可)

最高速度
アナログ


デジタル

(詳細はデータシート参照)

40µm: 最高 20m/s

20µm: 最高 10m/s

インターフェースに依存 (詳細はデータシート参照)

40µm: 最高 20m/s

20µm: 最高 10m/s

周期誤差

40µm タイプ: 平均±120nm 未満

20µm タイプ: 平均±75nm 未満

動的信号制御

オートゲインコントロール、オートオフセットコントロールなどの、さまざまな作動条件で最適性能を達成するためのリアルタイム信号適正化処理

インクリメンタル信号
アナログ
デジタル


1Vpp
分解能 10µm~1nm

電気接続

ケーブルタイプ: Ri、Ti、ACi インターフェース対応のインターボードコネクタまたは D サブ 15 ピンコネクタ
FPC タイプ: 16 芯、ピッチ 0.5mm、ACi インターフェース対応のコネクタ

電源

5V±10%<50mA (リードヘッド)、<200mA (Ti インターフェースの場合)、<100mA (Ri インターフェースの場合)、<100mA (ACi インターフェースの場合)(未終端)

振動 (動作)

最大 100m/s2@55Hz~2000Hz

衝撃 (非動作)

1,000m/s2、6ms、½ sine

動作時温度

0℃~+70℃

防水防塵性能

ケーブルタイプ: IP40、Ri インターフェース IP20
FPC タイプ: IP20 (蓋取付け時)

Ri/Ti インターフェース: IP20

ACi インターフェース: IP00

詳細については、データシートを参照してください。

ダウンロード

データシート

ソフトウェア

  • ATOM™ diagnostic software version 1.0 [en]

図面

メカニズム

ATOM では、インクリメンタルマークセンサーとリファレンスマークセンサーの中央に、2 方向に光を照射する LED が配置されています。この LED は拡散性が高く、低い高さから LED 自体の大きさよりも広いスケール上の領域に光を照射できるため、インクリメンタルマークとリファレンスマーク領域両方を照らします。

ATOM には、レニショーインクリメンタルエンコーダの全モデルに使用されているオプティカルフィルタ機構が採用されています。非干渉性 LED によりハーモニックエラーのない純度の高い信号が得られるため、高分解能での内挿分割が可能になっています。さらに、この効率的な測光方法では、信号のジッタも低く抑えられます。スケールの汚れや起伏によって測定誤差が発生しないことも、このオプティカルフィルタ機構の利点です。

ATOM のリファレンスマークは大きめで、トラックの外側に配置されているため、汚れに対する高い耐性を確保できています。リファレンスマークの位相調整は、TONiC 同様簡単に行えます。

注釈付きの ATOM™ 光学機構