XL-80 レーザーユニット
XL-80 レーザーは、国内規格と国際規格へのトレーサビリティのある波長で、極めて安定性が高いレーザービームを生成します。
- レーザー周波数の安定性 レーザーチューブの長さを温度制御によりナノメーター単位の公差に保ち、1年間で ±0.05ppm、1時間で ±0.02ppm を実現
- 位置決め測定精度 0 ºC~ 40 ºCと 650 ~ 1150 mbar の全環境範囲において、±0.5ppm を保証、 読み取りは 50kHz で行うことができ、位置決め測定の最大速度の 4 m/s でも、1nm の位置決め分解能を維持
- 統合 USB により、レーザーユニットからコンピュータへの追加インターフェース不要
- レーザーステータスと信号強度は、ソフトウェアの画面表示だけでなく、LED ステータスライトでも確認可能
- 標準距離モード(40m)と長距離モード(80m)の切り替え可能
- アナログ入出力ポートにより、アナログ信号出力とトリガ信号入力に対応
- ウォームアップ時間は 6 分以下
- 外付けのスイッチモード電源は、90 ~ 264 V の入力電圧に対応
これらすべての機能により、XL-80 を素早く簡単に使用できます。
レニショー XL-80 レーザーは、(IEC) EN60825-1 により、クラス 2 レーザーに分類されます。保護メガネの着用は、必須ではありません。 システムを初めて操作する前に、システムマニュアルで安全性に関する注意を確認してください。
XC-80 補正ユニットとセンサー
XL システムの測定精度の鍵となるのが、XC-80 補正ユニットです。 読み取り時に測定値を処理するインテリジェントセンサーを搭載する補正ユニットは、気温、気圧、および相対湿度を極めて正確に測定します。 これらの条件が変化すると、レーザー光線の波長と測定値に影響を与えます。
XC-80 は、センサーからの読み取り値をもとにレーザー波長の公称値を真の値に補正するため、これらの条件の変化から発生する測定誤差を排除します。
精度を維持するためには、効果的な波長補正が必要になります。
XC-80 の主要機能:
- 一貫した補正 - XC-80 とセンサーの設計は、あらゆる操作条件において一貫した、極めて正確な測定を実現
- 高頻度にセンサーからの更新を実施 - 7 秒毎に自動的に実行し、XC-80 ユニットの LED ステータスライトに状況表示
- 統合 USB - USB 接続が統合されているため、別の PC インターフェースや電源は不要(USB から XC-80 とセンサーに電源が供給されます。)
- 軽量 - XC-80 の重量はわずか 550 g で、XL-80 と合わせても 3 kg 強(接続ケーブル、XL 電源とセンサーを含む。)
- インテリジェントな気温と物体温度センサー - 内蔵のマイクロプロセッサがセンサーの出力を解析、処理してから、XC-80 補正ユニットにデジタル温度値を送信します。 これにより測定を安定させ、XC-80 の小型化が可能になるとともに、精度に影響を与えることなくセンサー交換が可能
- 最高 3 つまでの温度センサーを XC-80 補正ユニットに取り付けて、20 °Cの標準物体温度に位置決め測定値を標準化
- 柔軟に配置できるセンサーケーブル - 標準長 5m のセンサーケーブルは、取り外して簡単に交換することができ、長い機械には、複数のケーブルをつなぎ合わせて延長
注: レニショーのレーザーシステムを使用した角度測定と真直度測定に、環境補正は必要ありません。これは近づけたビームパスの差からこれらの測定値を計算するためで、その場合には環境要因の影響が及びません。 割り出し角度、平面度、直角度測定にもこれらの測定方法が使用されるため、環境補正は必要ありません。
三脚とステージ
専用の測定リグを使用しない場合、マウントステージ、および多くの場合三脚を使用して、目的の測定軸に対するレーザーの位置を調整することが必要になります。
XL マウントステージは、XL-80 を正確に回転、移動できるようにし、レーザーユニットに取り付けたまま保管したり、すばやくセットアップ
- クイックフィット/リリースメカニズムにより、三脚にすばやく確実に固定、 工作機械のテーブルに直接固定する場合などの三脚を使用できないアプリケーションには、オプションの M8 アダプターを使用し、ステージとレーザーを標準のマグネットベースに取り付け
- 新しいユニバーサル三脚は、様々な試験が行われており、小型軽量でも安定し調整可能なベースとして使用可能