レニショー製新型マルチプローブオプチカルインターフェースシステム
2017 年 5 月
世界トップレベルのエンジニアリング企業であるレニショーは、工作機械プローブシステム用マルチプローブオプチカルインターフェースシステムを EMO Hannover 2017(9 月 18 日~23 日、ドイツ開催。第 6 ホールの B46 スタンド)にて紹介します。
広く採用されているオプチカルプローブインターフェースシステム OSI/OMM-2 をもとに拡張開発した、新型の主軸ヘッド埋込型受信機 OMM-2C はコンパクトで簡単に導入することが可能で、オプチカル信号通信方式のレニショー製工作機械用タッチプローブをインターフェース 1 台で 3 個まで使用することが可能になります。
あらゆる使用環境下で確実に機能するシステム設計が施されています。レニショー製の「モジュレーテッド」オプチカル通信技術が採用され、光学干渉に対しての非常に高い耐性を確保しています。また、一体型オプチカルエアブラストにより、受信機のウィンドウはゴミのないクリーンな状態に保たれ、システム内の通信が遮断されないようになっています。
動作中には、側面や正面に配置された LED で、システムの状態を工作機械のどの方向からでも常に一目で確認できます。
現行の OMI-2C のコネクターや設置用の穴をそのまま新型である OMM-2C に使用できるため、マルチプローブシステムの活用を望む既存ユーザーも簡単にアップグレードができます。
非常に柔軟なソリューションとなるこのシステムは、「モジュレーテッド」モードで動作するオプチカル通信方式のレニショー製ワーク計測プローブや工具計測プローブと様々に組み合わせて使用できます。OMM-2C をもう 1 台追加または OMM 2 を追加してタンデムモードで動作させ直線見通しの問題を解決することもできるため、システム設計の自由度はさらに高くなっています。