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レニショーのフォーカストラッキングテクノロジー、LiveTrack™ が賞を受賞

2016 年 12 月 19 日

当社のリアルタイムフォーカストラッキングテクノロジー LiveTrack が賞を受賞しました。The Analytical Scientist Innovation Award (TASIAs) 2016 という賞が The Analytical Scientist という雑誌により企画され、専門家 3 名と同誌の編集チームにより投票が行われます。

今回で 4 回目となる TASIAs は、その年の分析に関する最も優れた進化を取り上げ、称える賞です。分析科学に革新的な変化をもたらすことが期待される装置や技術を紹介します。審査員は以下のようにコメントしています。「大半のイメージング技術では表面が平らである必要があります。しかしその一方で、実際には、複雑なサンプルがほとんどです。LiveTrack ではサンプルを実際の状態のままイメージングできるため、ラマンイメージングの活用の幅が飛躍的に広がります。また、ラマン用のサンプル準備も複雑で、サンプルを変化させてしまう可能性もあります。LiveTrack なら、ラマンイメージングがより簡単に、より信頼できるものになります。そして、よりリアルになります」

「当社の新技術 LiveTrack が賞を受賞したのは今回が初めてです。受賞したと知らされて、大喜びでした」こう語るのは、当社 Spectroscopy Products Division の Director and General Manager である Simon Holden です。「平坦でない表面の、フォーカスの合ったイメージのリアルタイムでの取得を可能にする LiveTrack はラマンイメージングを一変させます。平坦でない形状やカーブ、特殊な形状など、準備せずに短時間で簡単に分析できるサンプルの幅が広がります。さらに、白色光でのサンプル調査や観察がこれまで以上に簡単にできるようになります。この独自技術が認知されたことに感激しています」

レニショー製ラマンマイクロスコープは、散乱光(ラマン散乱)を活用して、物質の化学構造や組成を分析します。岩石、鉱石、薬錠、細胞、組織、化学薬品、ナノマテリアル、科学捜査、古美術品、半導体など、多種多様な分野のサンプル分析にレニショーシステムを使用する産業界や研究者にとって、ラマン分析は大きなメリットです。

LiveTrack は当社新製品の inVia Qontor コンフォーカルラマンマイクロスコープと RA802 製薬用分析装置に実装されています。この技術により、プレスキャン、手作業によるフォーカス調整や(表面を平坦にするための)サンプル準備が不要になります。LiveTrack の特異な特徴として、サンプルステージにフィードバックが継続的に送られ、サンプルの高さに合わせて調整が行われます。そのため、表面や表面下ラマンデータを取得しながら、リアルタイムでサンプルの表面を追従できるのです。アプリケーションと測定簡素化の新時代への扉を LiveTrack が開きます。

LiveTrack の詳細については、www.renishaw.jp/livetrack をご覧ください。

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