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レニショーが新しい XM-60 マルチアクシスキャリブレータを発表

2016 年 10 月

測定技術で世界をリードするレニショーでは、東京で開催される JIMTOF 2016(第28回日本国際工作機械見本市)にて、新しい XM-60 マルチアクシスキャリブレータを展示します。XM-60 は位置決め軸のどのような向きでも、1 回のセットアップで全 6 自由度を計測することができます。これにより従来のレーザー計測技術に比べて計測を大幅に簡素化して、手間を省くことができます。

XM-60 による 6 自由度計測

構成部品の公差要求が厳しくなるにつれ、製造業者には位置決め誤差や真直度誤差に加えて角度誤差などの、パーツ製造時の機械のあらゆる誤差を検討することが求められるようになっています。XM-60 を使用した場合には、1 回のセットアップでこれらすべての誤差を測定できます。工作機械市場のために設計された XM-60 マルチアクシスキャリブレータは、XL-80 レーザーシステムXR20-W 回転軸割り出し角度測定装置QC20-W ワイヤレスボールバーといったレニショーのキャリブレーション製品を補足するものです。XM-60 は XC-80 環境補正ユニットを使用して環境条件を補正します。

XM-60 マルチアクシスキャリブレータは、独自のテクノロジーである特許技術の光学式ロール測定と光ファイバー送出システムを搭載した高精度のレーザーシステムです。コンパクトなラウンチユニットはレーザーユニットと隔離されているため、測定ポイントに熱の影響が及びません。横にしたり、逆さにしたり、更には後ろ向きにして直接機械に取り付けることができるため、機械へのアクセスが難しい場合にも有益です。

すべてのユーザーにとって、測定の不確定性を低減することが重要になります。他の測定技術では、複雑な計算処理のために測定の不確定性が含まれますが、レニショーの XM-60 は、機械の誤差を直接測定できるように設計されているため、このような不確定性を低減できます。また、直接測定することで、XL-80 測定用の既存パートプログラムを用いて機械の調整前と調整後の比較を簡単に行えるようになります。レシーバーは完全にワイヤレスで、充電式バッテリーを使用しているため、機械の移動中にケーブルが引っ張られて精度が落ちたり、測定中のレーザービームが遮断されたりすることがありません。

各 XM-60 マルチアクシスキャリブレータの性能は、国際標準に対してトレーサブルで、すべてのユニットに校正証明書を付けてお届けします。そのため、システムが現場で常にその仕様精度を維持するという安心感をお届けすることができます。

レニショーでは、XM-60 マルチアクシスキャリブレータのリリースに合わせて、ユーザーに測定プロセスワークフローのガイダンスを提供する新バージョンの CARTO パッケージソフトウェアリリースします。CARTO 2.0 には、XL-80 レーザー干渉計システム向けのデータ取得および解析ソフトウェアである Capture および Explore アプリケーションも統合されます。CARTO のユーザーインターフェースは好みに合わせて簡単に設定を行うことができ、テーマを変更したり、表示をカスタム化したりする機能が備わっています。タブレットでも使用しやすいこのソフトウェアは、メニューセクションが展開できるため、コンパクトなスクリーンでも簡単に使用できます。テスト方法は自動保存されるため、同じテストを行う場合は簡単に以前のテストを呼び出すことができます。

機械の Z 軸上の XM-60

Capture 2.0 には、Fanuc 30、Heidenhain 530、Mazak Matrix、Siemens 840D のコントローラ(今後のリリースで他のコントローラも対応予定)に対応した新しいパートプログラムジェネレータが搭載されています。また、ユーザーにより選択された平均化時間に基づいて、プログラムの ドウェル時間を自動設定する高度機能に加えて、XL-80 システム使用時に時間ベースの取得を行うための「時間」モードを組み込んでいます。Capture 2.0 の XM-60 モードでは、真直度測定機能の使いやすさが向上しています。

XM-60 を使用すると、“シングルショット”の測定で全 6 自由度の測定を行うことができ、優れた機械診断機能が得られます。位置決め測定しか行わない場合は、誤差の影響しかわかりませんが、3 つの位置決め誤差と 3 つの回転誤差の原因となるデータを取得することで、誤差の原因まで発見することができます。このデータはすべて Explore 2.0 アプリケーションで処理され、全 6 チャネルのデータの概要を表示することができます。これらの各データは、各種の国際規格に沿って表示することもできます。このような大量のデータでも、Explore 2.0 では簡単に処理することができます。更に、ユーザー定義のタグによってデータベースに保存されているテストやテスト群を関連付け、これらのタグによってデータをフィルタすることも可能です。

レニショーの XM-60 マルチアクシスキャリブレータは、頑丈な Peli™ システムケースに入れてお届けします。このケースには、アクセサリーや XC-80 補正ユニットキット用のスペースも設けられています。ケースは、レーザーシステムを安全に保管して持ち運べるように設計されており、また、多くの場合においてレーザーユニットをケースに入れたまま測定でき、セットアップが簡単になります。更に、機械への XM-60 の取り付けをサポートするオプションのフィクスチャキットもご用意しています。これも持ち運びのしやすいキャリーケースに入れてお届けします。

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